明治グループの概要
明治グループは、乳製品やお菓子など、おいしさと栄養価値にこだわった商品・サービスを提供しているグループ企業です。明治製菓と明治乳業が経営統合して明示グループとなり、現在は医薬事業にも携わっています。創業時から「栄養報国」という考えのもと、社会をより健やかにするための事業を100年にわたって展開してきた、歴史ある企業なのです。
ちなみに、「CANDY INDUSTRY」という世界のお菓子に関する情報を提供しているWebサイトによると、キャンディーを製造している製菓会社の売上高ランキング(2021年)で、日本企業では4位に「明治」が入っているんですよ。ちなみに9位には江崎グリコ、16位に森永製菓、18位はブルボンだそうです。
明治グループのビジネスモデル
アジアやアメリカを中心にグローバル展開もしています。例えば、グループの一つであるメイジ・アメリカは2011年に設立されました。チョコレート菓子をメインとしたmeijiブランドを浸透させており、「ハローパンダ」や「ヤンヤン」を現地製造しています。……もしかすると、みなさんは「ハローパンダ」を知らないかもしれませんが……。
明治グループは、食品や医薬品の生産、海運、生命保険など多角的なビジネスモデルを持っています。食品や医薬品の専門知識を結集して、すべての人々の健康増進を目指しています。
また、明治グループは持続可能な酪農業の実現に向けて、味の素との協業を始めており、社会貢献に繋がる「J-クレジット制度」というビジネスモデルを展開しています。これは、酪農における温室効果ガス排出削減分をクレジット化して、酪農家の収入源にするという構想です。
つまり、消費者に安定的に乳製品を提供する責任を明治グループが担い、GHGの一つである一酸化二窒素(N2O)の削減を飼料中のアミノ酸バランス改善によって実現する味の素、GHG排出量の削減を迫られている酪農家という3者でつくる、酪農家の経済面に配慮されたビジネスモデルといえます。J-クレジット精度は国が認証しており、明治は競合他社と国の双方と手を取り合って持続可能な社会づくりをめざしているのです。
まとめ
明治グループは、菓子において世界4位という規模を誇る大手企業であり、食品と医薬品の専門知識を組み合わせることで人々の健康と幸福を追求することを目指しています。そのような明治グループは、食品、医薬品、そしてビジネスにおいて、世界的に重要な存在であるといえるのではないでしょうか。今後もどのようなソリューションでおいしいものを市場に届けてくれるのか、楽しみですね。