キリンホールディングスのビジネスモデル

キリンホールディングスの概要

キリンホールディングス（キリン）は、1907年にビールメーカーとして誕生し、飲料や医薬品の製造と販売を手掛ける企業として知られています。みなさんも、『午後の紅茶』や『生茶』といったキリンの商品を手に取ったことがあるのではないでしょうか？

キリンは飲み物だけにとどまらず、複数の分野で事業を展開しており、強固な企業方針と経営体制を有しています。研究による品質向上にに注力し、顧客満足度と製品の卓越性に重きを置くキリンは、飲料や医薬品といった分野で推進力となり続けています。

キリンホールディングスのビジネスモデル

キリンの部門には、キリンビール、メルシャン、キリンビバレッジ、協和発酵キリンなどの子会社があり、私たちの生活を豊かにする製品やサービスを提供しつづけています。機会があればそれぞれの子会社のビジネスモデルについてお話したいところですが、今回はキリンホールディングス全体のビジネスモデルについてご紹介しましょう。

キリンでは、CSV（共通価値の想像：Creating Shared Value）という理念を経営戦略として掲げています。CSVが目指すのは、事業を通じて社会的課題を解決することで生み出される「社会価値（環境や社会にプラスとなる影響）」と「経済価値（事業利益と成長）」の両立です。つまるところ、キリンのビジネスモデルは、社会貢献し、人々の生活を改善することを中心に展開されています。それでいて、事業の成長も諦めてはいないのです。

キリンのコーポレートスローガンは「よろこびがつなぐ世界へ」。社会課題をビジネスの成長の機会として捉え、事業シナジーを活性化することで、社会問題を解決しながら経済的な成功を追求しているのです。

多様な事業展開はもちろん、社会のためになる製薬・バイオケミカル分野にも注力することによって、キリンは品質を保ちながら変革を起こす基盤を固めています。

まとめ

キリンは、ビールに代表される発酵とバイオテクノロジーという分野を足がかりに、様々な事業領域を開拓してきました。グループ全体の成長はもちろんのこと、各事業活動で社会活動の解決に取り組みながら、研究開発からイノベーションを生み出しつづけています。イノベーションの範囲は、食品分野から健康・医療分野に至るまで幅広く、健康に対してあらゆるステージにいる顧客に対して製品やサービスの開発に取り組んでいるのです。