調味料

味の素グループの概要

味の素といえば調味料というイメージが強いのではないでしょうか?事実、味の素グループは様々な産業向けに豊富な最高級品を生産してきました。ちなみに、味の素の原材料となるグルタミン酸ナトリウムは、人体を構成するアミノ酸のひとつです。

高校生のみなさんはもしかするともうご存じではないかもしれませんが、「化学調味料」という名前が広がったので、「体に悪いのでは?」という風評被害が広まりました。実際には、食品衛生法に定められた膨大な安全性試験をすべてクリアしているかなり安全性の高い調味料です。何が入っているか分からない天然物よりも、添加物がすべて解析できる人工的な食材の方が、見ようによっては安全といえるケースがあるんですよ。

味の素グループの話に戻りましょう。味の素は世界的に有名な日本の多国籍企業でもあり、「私たちは地球的な視野にたち、”食”と”健康”、そして、明日のよりよい生活に貢献します」という使命を掲げて、食品事業とアミノサイエンス事業を中核に据えています。食のおいしさを極めるにしても、健康的な生活を推進するにしても、世界中の消費者のニーズに応える高品質な製品づくりに真剣に取り組んでいるということですね。

味の素グループのビジネスモデル

味の素のビジネスモデルは、社会との共有価値の創造に重点を置いています。ちょっと難しいですが、世界中の人々と「健康かつより良い生活を送る」という目標を一緒に創っていこうとしているんですね。この目標を達成するために、さまざまな製品を提供したり、研究を重ねたりしています。

特に、「アミノ酸」の力と革新的な技術によって世界に健康と健康を促進するという使命を中心としています。味の素では 「AminoScience (アミノサイエンス) 」というコンセプトを掲げています。これは、アミノ酸の力を活用して、人々の暮らしを豊かにすることを目指す試み。研究開発を行うために、世界各国のグループ会社と緊密に連携して、日々研究に励んでいるようです。

まとめ

味の素グループは、調味料をはじめ幅広い製品を製造しています。社会問題に取り組みつつ事業としての持続的成長も目指そうという試みで、特にアミノ酸の研究にフォーカスを当てています。事業を通じた社会的課題の解決、社会・地域社会との共有価値の創造による経済的価値の向上に向けた取り組みを一貫して行っており、それが社会的責任を果たす企業としての信頼感、ひいては製品への信頼感につながっているのではないでしょうか。